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第109回
幕末 京都炎上
~長州久坂玄瑞、志に散る~ |
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松平定知 アナウンサー |
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番組概要
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その時=元治元年(1864)7月19日 |
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出来事:禁門の変(蛤御門の変)で、長州藩が敗北する |
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千年の古都、京都の中心部が灰燼に帰した禁門の変。幕末の変革の流れはこの戦いを転換点として、攘夷論を中心にしたものから、新たな近代的な政体を模索するものへと移り始める。戦いを引き起こした長州藩の中心人物?久坂玄瑞は、新時代を担う才をもちながらも、敗北すると分かっている戦いに突入せざるを得なくなり、京を焼く炎のなかに散る。禁門の変の開戦に至る久坂の葛藤、そして戦死の瞬間を通
して、日本が近代へと歩みはじめた原点を描く。 |
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番組の内容について
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Q1:久坂玄瑞が通った料亭の映像が出てきたが、見学できるのか?
A1:「角屋もてなしの文化美術館」として公開されており、有料で見学できます。ただし期間限定ですのでお気をつけください。料金、開館期間等、詳細については、下記までお問い合わせください。
財団法人
角屋保存会
TEL.075-351-0024
FAX
075-351-0026
Q2:料亭角屋でふすま絵が映っている時ののコメントで「与謝蕪村をはじめ一流画家の」とあったが、画面
に映っているのは蕪村ではないのでは?
A2:映像で出ていたふすま絵は、岸連山筆「桐に鳳凰の図」です。角屋所蔵の蕪村筆のふすま絵や屏風「紅白梅図屏風」(重要文化財)は画面
には出ておりませんが、角屋の豪華さを説明するにあたって、その画家たちの代表としてもっとも著名な蕪村を挙げ、上記のようにコメントいたしました。
Q3:番組の最後で紹介された、久坂玄瑞の墓所は?
A3:京都市の霊山護国神社です。参拝可能です。
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登場人物の言葉など
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※すべて原文は漢文?古文等のため、意訳してあります。
久坂玄瑞が18歳の時に書いた詩より
「我が胸の中にあるのは、病人を直す処方ではない。天下を治療する処方である」
吉田松陰が、外国と結んだ通商条約に怒った幕府批判(弟子の野村和作への手紙)より
「人材がいない幕府にまかせたままでは、国は滅びる。今大切なのは、日本を乱世にすることだ。そうすれば、その混乱は自ずと優れた人材を生み出すはずだ。」
久坂玄瑞が土佐藩の同志(武市半平太)にあてた手紙より
(※坂本龍馬を動かしたとされる言葉)
「大名も公卿も、もはやあてにはなりません。
頼るは我々、たとえ身分が低くとも、志ある草奔たちの決起のみ。」
都落ちする際に玄瑞が詠んだ詩
「都を去る今、東山の、峰の秋風が身にしみる。
朝な夕なに聞き慣れた、妙法院の鐘の音も、今宵はとてももの悲しい。
いつの日か、御所にかかる暗い雲と霧を払いつくし、都の月をいつくしみたいものだ。」
京への出兵を主張する玄瑞が、同志(桂小五郎)の説得に出した手紙より
「攘夷については始めより成算のあることではない。それよりも国家の大方針が立つか立たないか、大義が欠けてしまうか否か、という問題なのだから、一点も動揺があってはならぬ
ことである。」
西郷が長州討伐を諸藩に訴えた時の演説
「長州が軍事力で圧力を加えるのは、朝廷を侮辱する罪において断じて許し難い。
我が薩摩はたとえ一藩でも、長州を討つつもりであるが、諸君はいかがか!」
4年前に公表された、高杉晋作の手紙
「世間の風説では、久坂殿が死んだとのことですが、どういうことでしょう。とかく間違った噂が動く世の中、本当なのか信じられません。この頃は毎夜、久坂殿を夢に見ます。心配しています。なにとぞ、実情を御存知でしたら、早く教えてください。」
玄瑞が20歳の時に、自分を奮い立たせるために書いた戒め
「自分は意志が弱く、何かことをなすような人間ではない。しかしそこで自分を駄
目だと思ってあえて何もしなければ、すなわちできることもできなくなってしまう。一時の平安に身を任せることを、日また一日と重ねれば、ついには畳の上で老死するだけである。」
<外部制作使用映像>
作品名:「奇兵隊」
監督?斎藤武市
脚本?野上龍雄
製作著作?ユニオン映画株式会社
ビデオは大手レンタルビデオ店で入手可。
DVD市販中。(VPBX-11165
販売元VAP)
番組内で使われた資料などの所蔵先一覧
久坂玄瑞肖像:山口県立山口博物館
来島又兵衛肖像:通化寺
西郷隆盛肖像:尚古集成館
高杉晋作肖像:港区立港郷土資料館
坂本龍馬肖像:高知県立歴史民俗資料館
吉田松陰肖像:松陰神社
久坂玄瑞から桂小五郎への書簡(元治元年4月16日):宮内庁書陵部
高杉晋作から杉梅太郎宛て書状(禁門の変の直後の手紙):山口県萩市郷土博物館
蒸気船映像:株式会社ハウステンボス
久坂玄瑞と、禁門の変の戦死者の墓所:霊山護国神社
石清水八幡宮社殿:石清水八幡宮
参考文献
※いずれも書店では流通しておりません。
絶版になっているか、または出版社からの直接購入になります。
「花冠の志士 久坂玄瑞伝」 古川薫
著 文藝春秋社
(久坂玄瑞の小説)
「久坂玄瑞全集」福本義亮
編 マツノ書店
(久坂玄瑞の資料集)
「久坂玄瑞遺墨」一坂太郎
解説 東行庵 刊
(久坂玄瑞の手紙などに絞った資料集)
「久坂玄瑞」武田勘治
著 マツノ書店
(久坂玄瑞の伝記)
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