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第111回
関ヶ原の戦い、決死の敵中突破 |
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松平定知 アナウンサー |
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番組概要
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その時:慶長5(1600)年9月15日午後2時 |
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出来事:関ヶ原の合戦で西軍?島津義弘、敵中突破の戦場離脱を敢行 |
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天下分け目の関ヶ原の戦い。徳川家康率いる東軍がほぼ勝利を手中にした頃、西軍方の薩摩の武将、島津義弘率いる島津隊の生き残り三百が、敵中を突破するという前代未聞の戦場脱出劇を敢行した。周囲を敵に囲まれた絶体絶命の中、後ろへ逃げるのではなく前に突進し、活路を見いだす。「島津の退き口」として名高い、島津?決死の脱出劇である。義弘はなぜ退却せざるを得なかったのか、そしてなぜ無謀とも思える中央突破の道を選んだのか…。番組では、新研究の進む島津家文書をもとに、古い価値観から抜け出せない国元?薩摩との確執に苦しみながらも、新しい時代の到来を予見し薩摩が生き残る道を模索した島津義弘の脱出劇に至るドラマを描く。 |
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番組の内容について
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Q1:関ヶ原の島津ゆかりの地は?
A1:冒頭の松平アナのトークやエンドVTRでも紹介していますが、岐阜県関ヶ原町に、「島津義弘陣所跡」があります。その他、関ヶ原町にある「歴史民俗資料館」には、島津義弘含め、関ヶ原の戦いについての展示がされています。詳しくは、下記までお問い合わせ下さい。
関ヶ原町歴史民俗資料館
TEL/FAX:0584-43-2665
Q2:国宝?島津家文書は、展示されていないのか?
A2:島津家文書は、今年6月に国宝に指定された武家文書です。現在は、東京大学史料編纂所に所蔵されていますが、一般
に展示されているものではありません。ただし、活字として出版されたもの(『大日本古文書
家わけ第十六
島津家文書』 東京大学出版会)であれば、古本屋などで入手することができると思います。
Q3:島津義弘の銅像について
A3:エンドVTRに登場した島津義弘の銅像ですが、作品名は「薩摩の心」となっています。現在、鹿児島県日置郡伊集院町の駅前に置かれていますので、自由に見学することが可能です。作者は、日本芸術院会員の彫刻家?中村晋也氏です。中村氏のその他の作品については、下記の「中村晋也美術館」まで、お問い合わせ下さい。
中村晋也美術館 鹿児島県日置郡松元町石谷2366
TEL:(099)246-7070 FAX:(099)246-7071
ホームページ:http://www.ne.jp/asahi/musee/nakamura/
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登場人物の言葉、エピソードなど
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原文は漢文?古文などのため、意訳してあります。
祖父の忠良が、義弘の養育にもちいた歌
「心こそ いくさする身の 命なれ 揃ふれば生き 揃はねば 死す」
朝鮮にいた義弘が国元の薩摩に軍勢が来ない旨を訴えた手紙
「一向に軍勢、船が到着せず、結果、日本一の遅い着陣となり、諸大名の前で自他の面
目を失いました。」
検地終了後に、石田三成の家臣が朝鮮にいた義弘に国元の様子を知らせた手紙
「検地は無事終了しましたが、侍、百姓、町人だけでなく、領主の義久様までもが全く納得していない様子です。
この島津の混乱を収めなければ、検地が無駄となってしまいます。義弘様がこれを解決しなければ島津の国は滅びるでしょう。」
京都にいた義弘が国元に援軍を要請した手紙
「心ある者たちは、身分にかかわらず、自由に参上せよ。忠勤を励むのはこの時である。」
墨俣での一件で、義弘が島津隊を見殺しにしようとした石田三成に語った言葉
「墨俣にいるわが島津隊を見殺しにして、退くわけにはいかぬ。」
関ヶ原の戦いで義弘の家臣が、参戦要請に来た石田三成に語った言葉
「今日のいくさ、島津は島津の戦をする。三成殿もそう心得ていただきたい。」
義弘が脱出を決断する際に家臣と交わした会話
義弘:「敵はいずかたが猛勢か」
家臣:「東よりの敵、もってのほか猛勢」
義弘:「その猛勢の中に相かけよ」
義弘の辞世の歌
「春秋の 花も紅葉も とどまらず 人もむなしき 関(せき)路(じ)なりけり」
番組内で使われた資料などの所蔵先一覧
島津家文書:東京大学史料編纂所
島津義弘画像:尚古集成館
島津忠良画像:尚古集成館
日新公いろは歌:尚古集成館
豊臣秀吉画像:逸翁美術館
検地仕法帳:松本市立博物館
徳川家康画像:日光東照宮宝物館
福島正則画像:東京大学史料編纂所
西郷隆盛画像:尚古集成館
参考文献
『島津義弘の賭け』 山本博文著 中公文庫
(島津家文書をもとに書かれた島津義弘論)
『島津義弘のすべて』 三木靖編 新人物往来社
(島津義弘についての総論)
『島津義弘公記』 谷川初七郎
『裂帛 島津戦記』 学研
『大日本古文書 家わけ第十六 島津家文書 一~三』 東京大学出版界
(島津家文書資料集)
『鹿児島県史料 旧記雑録後編 2?3』
『島津資料集』 人物往来社
*島津義弘の賭け』、『裂帛 島津戦記』は書店で購入可能ですが、それ以外は、古本屋か図書館でしか入手は難しいと思われます。あと、小説ですが、『島津奔る』(池宮彰一郎著 新潮文庫)は書店にて入手できます。
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