その時歴史が動いたDVD第54回 徳川吉宗、執念の財政再建~米将軍最後の決断~日本NHK纪录片 

 

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その時歴史が動いた  DVD

 第54回
徳川吉宗、執念の財政再建
~米将軍最後の決断~

松平定知 アナウンサー
番組概要
その時:1736年(元文元年)5月12日
出来事:八代将軍徳川吉宗、通貨安定策「元文の貨幣改鋳」を決断
 華やかな元禄時代が終わり、世が不景気にあえいでいた18世紀初頭、将軍に就任した徳川吉宗。享保の改革の成功者として有名な吉宗だが、改革の内実は失敗の連続であった。 吉宗は、元禄時代の物価高騰が貨幣の乱発にあると考え、徹底した緊縮財政を方針として打ち出し た。自分から質素な服と食事で暮らして倹約を奨励し、一方で新田開発を進めて米の増産を図った。  ところが、通貨を引き締め米を増産した結果、米の値段が下がり武士の収入が減ってしまうという 思わぬ事態に陥る。吉宗は米の相場を維持するためあらゆる手を打つ。世間から「米公方」と呼ばれるほどの努力も甲斐なく、米の値段は元に戻らなかった。改革のあやまちに気づいた吉宗は、通貨増発という思い切った決断を下す。  八代将軍?吉宗が失敗を乗り越え、享保の改革を真の意味で成し遂げる決断の時を描く。
番組の内容について
吉宗が藩主就任前に屋敷を構えた場所
明治時代にまとめられた紀州藩歴史書「南紀徳川史」(第一冊)や和歌山市立博物館館長?三尾功氏の論文による (下記参照)
紀州時代の吉宗のエピソード
「南紀徳川史」?「兼山秘策」、将軍就任時の話は「徳川実記」?「兼山秘策」などによる

小田井用水
小田井用水は和歌山県高野口町小田で紀ノ川から取水、岩出町根来で再び紀ノ川に流れ込む、川の上を木製の樋(とい)で通したのはかつらぎ町高田地区。現在は大正時代に掛け替えられたレンガ造りの橋になっている。工事に当たった技術者?大畑才蔵の「地方聞書」に詳しい。
元禄時代の絵は
「川口遊里図屏風」(大阪市立博物館蔵)
「兼山秘策」
幕府に仕えた儒者?室鳩巣が弟子の青地齋賢に宛てた書簡をまとめたもの。日本経済叢書に収録されている。番組で使用したのは国立公文書館内閣文庫所蔵の写本。
室鳩巣の肖像
「室鳩巣肖像画」(国立国会図書館所蔵)
吉宗の肖像
「徳川吉宗画像」(個人所蔵)
将軍就任後、家臣に示したとされる決意表明
前出の室鳩巣「兼山秘策」から引用
将軍になってからのエピソード(倹約、大奥リストラ)
「徳川実記」?「兼山秘策」
新井白石の言葉
「改貨議」(「新井白石全集(白石建議)」に収録)から引用
吉宗の通貨政策「新金銀通用令」について
「御触書寛保集成」
「徳川実記」。貨幣量を3分の2に減少させたことについて
「図録日本の貨幣」?「三貨図彙」などにより、貨幣発行量から推定できる
米価の推移について
江戸時代後期の両替商?草間直方著「三貨図彙」(日本経済叢書に収録)、明治45年(株)大阪堂島米穀取引所発行の「堂島米穀取引所沿革」などを参照した
その他のエピソード
「徳川実記」?「徳川実記附録」などによる
見沼代用水
見沼代用水は埼玉県行田市で利根川から取水、途中東縁と西縁の2本に分かれながら東京都足立区まで流れる。通船堀はさいたま市大間木で東縁と西縁の間を結ぶ。2本の用水路の間は低地となっており芝川が流れる。400m足らずの距離に3mの落差がある用水路と芝川の間を船が通れるようにしたものが通船堀。
新井白石の肖像
「新井白石肖像画」(個人所蔵)
吉宗の米市場介入策について
「徳川実記」?「三貨図彙」?「堂島米穀取引所沿革」?「御触書寛保集成」などを参照
米商人と大岡のやりとりについて
明治45年1月発行「大阪堂島米穀取引所沿革」に収録された大坂米仲買商604人 の代表が江戸に持参したとされる陳情書を引用
米凶作の記述
当時の大阪の見聞録である「至享文記」(「大阪市史史料第24輯(近世大坂風聞集)」に収録)から引用
飢饉の被害について
「虫付損耗留書」(内閣文庫蔵)?「徳川実記」などによる
飢饉対策
「徳川実記」「同附録」「御触書寛保集成」「虫付損耗留書」などによる
米会所跡
堂島米会所跡は大阪市北区堂島浜1丁目新ダイビル前
川縁に蔵の並ぶ絵
「菱垣新錦番船川口出航之図」(大阪城天守閣所蔵)
米市場の絵
「浪花名所図会」(大坂天守閣所蔵)より
飢饉の絵
幕末期に記された「凶荒図録」(国立国会図書館所蔵)の中の享保飢饉に関する部分より
打ち壊しの絵
当時もこのようであったであろうと推測し、幕末期の「幕末江戸市中騒動図」(東京国立博物館所蔵)から使用
大岡と吉宗のやりとりについて
「大岡越前守忠相日記」に基づいて推定した
元文金銀について
「三貨図彙」「両替年代記」「御触書寛保集成」「大岡越前守忠相日記」「図録日本の貨幣3」などによる
吉宗が紀州に残した言葉に関して
吉宗が将軍就任前の正徳4(1714)年に著したとされる「紀州政事鏡」、番組で は和歌山市立博物館蔵の写本を撮影して使用した
「紀州政事鏡」について
原本は散逸、写本は複数存在し、字句に多少の相違がある。「南紀徳川史(第一冊)」にも採録。
貨幣鋳造の絵は
「金座絵巻」(日本銀行金融研究所貨幣博物館所蔵)
大岡忠相の日記について
「大岡越前守忠相日記」(個人所蔵)から引用
寛永寺、綱吉廟、吉宗の墓について
寛永寺
東京都台東区上野桜木1丁目(JR鶯谷駅下車)
TEL(03)3821-1259,4440
(綱吉廟および吉宗の墓の見学は許可が必要)
和歌山城
JR和歌山駅もしくは南海和歌山市駅からバス、「公園前」下車
(JR天王寺駅もしくは南海難波駅から所用約1時間)

番組内で使われた資料などの所蔵先一覧
参考文献
「有徳院殿御実記(同附録)」(徳川実記第8篇?第9篇)
新訂増補国史大系45?46巻(吉川弘文館)
  ?????徳川将軍家の歴史書
「南紀徳川史」堀内信 編(第一冊)(名著出版)復刊
  ????紀州徳川家の歴史書
「御触書寛保集成」高柳真三?石井良助 編(岩波書店)
  ???吉宗時代中心の法令集
「大岡越前守忠相日記」大岡家文書刊行会編(三一書房)
  ???大岡忠相の日記
「兼山秘策」青地齋賢?青地礼幹編(日本経済叢書第6巻)
  ???室鳩巣の書簡
「三貨図彙」草間直方著(日本経済叢書第28巻)
  ???幕府の貨幣政策と当時の経済
「両替年代記」「両替年代記開鍵」三井高維編?著(柏書房)
  ???両替商の記録
「堂島米穀取引所沿革」(株)大阪堂島米穀取引所
  ?????大坂の米市場の歴史
「徳川吉宗」辻達也著(吉川弘文館)
「享保改革の商業政策」大石慎三郎著(吉川弘文館)
「近世の物価と経済発展」新保博著(東洋経済新報社)
「図録日本の貨幣3(近世幣制の展開)」(東洋経済新報社)
「吉宗と享保の改革」大石学著(東京堂出版)
「徳川吉宗?国家再建に挑んだ将軍」大石学著(教育出版)
「日本経済史1(経済社会の成立)」速水融?宮本又郎著(岩波書店)
「徳川吉宗」笠谷和比古著(ちくま新書)
「大岡越前守忠相」大石慎三郎著(岩波新書)
「井沢弥惣兵衛 ~吉宗を支えたその心と技術~」海南市立歴史民俗資料館 (論文)
「紀州時代の徳川吉宗考証」三尾功(和歌山市立博物館研究紀要第10巻)
「史料からみた吉宗の成長史」藤本清二郎(和歌山地方史研究第28号)
「紀州藩家老三浦家文書と吉宗」和歌山大学紀州経済史文化史研究所(紀州経済史文化史研究所紀要第15号)
「紀州時代の吉宗?頼職関係史料」藤本清二郎(同上)
 

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