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第96回
天神-菅原道真
政治改革にたおれる |
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松平定知 アナウンサー |
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番組概要
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その時:昌泰4(901)年1月25日 |
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出来事:右大臣菅原道真、政治改革にやぶれ九州・太宰府に左遷される |
学者として名高く、死後は学問の神様となった菅原道真。
最近の研究では、道真は
政治家としても一流で、日本の財政破綻を救うべく、数々の政治改革を行っていたこ
とが分かってきた。道真の改革者としての活躍を描く。
道真が政治の表舞台に立ったのは、平安時代になっておよそ百年。この頃日本の財
政事情は危機に瀕していた。地方の豪族たちは、都の貴族と結託して民衆から搾取を
繰り返す。民衆の多くは、税から逃れようと逃亡していった。
讃岐守に任じられた道真は、地方の惨状を目の当たりにして、政治改革を志す。古
い制度を実情に合ったものに作り替えていった。
しかし道真の前に朝廷の実力者・藤原氏が立ちはだかる。道真の改革は、志半ばに
して藤原氏の陰謀により奪い取られてしまう。
日本の財政破綻を救うため改革を志した菅原道真が、改革半ばにして政争に敗れて
左遷され、政界から姿を消した瞬間を描く。 |
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番組の内容について
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天神様、学問の神様として現在もその名を広く知られる菅原道真(845~903)。学者として有名な道真だが、右大臣という高位
にあったにも関わらず政治家としての印象は薄い。しかし最近の研究では政治家道真の新たな側面
が浮かんできている。道真は平安の日本における改革家だったというのだ。当時、日本では政治制度が老朽化し地方民衆の生活が荒廃、彼らが担う税収が滞って財政危機をもたらしていた。改革は一刻を争う急務だった。
周到な準備を重ねた道真の改革。しかしそれは大貴族の藤原氏によって突然断ち切られる。
番組では、当時の周辺史料の分析による最新の研究成果から悲劇の政治家・菅原道真のまぼろしの改革と、その理想が挫折した瞬間を通
じて、一千年前に繰り広げられた日本の政治の転換点を浮き彫りにする。
想定問答
道真が京都を去るときに詠んだ歌
「東風
(こち)吹(ふ)かば 匂(
におい)おこせよ 梅(
うめ)の花(
はな) 主人(
あるじ)なしとて 春(はる)を忘
(わす)るな」
→歌の最後が「春な忘れそ」と表記する場合もありますが、現在の研究者の間では上記の学説が通
説となっています。
参考文献
「消された政治家菅原道真」
平田耿二(こうじ)著 文藝春秋 文春新書
「菅原道真」
坂本太郎著 人物叢書 吉川弘文館
縁(ゆかり)の場所
北野天満宮
(京都府京都市上京区 075-461-0005)
太宰府天満宮
(福岡県太宰府市 092-922-8225)
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