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  "能"--新作能“鹰姬” DVD 1 张/梅若六郎/野村万斋/大槻文蔵出演 

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   "能"--新能作“鹰姬” DVD 1 张

简介:新作能“鹰姬” DVD 1 张

明治時代以降に作られた能の曲のことを、それ以前の古典曲と区別して「新作能」と呼ぶ。

■鷹姫         梅若六郎
■空賦麟(クーフリン) 野村萬斎
■老人(おいびと)   大槻文蔵
■岩
石田幸雄、殿田謙吉、大日方寛、梅若基徳、山崎正道、鷹尾維教、
角当直隆、鷹尾章弘、山中冴晶、武富康之
(山中さんの「冴」は、正確にはしんにゅうに牙ですが、字が出ません…)

■笛  藤田六郎兵衛 ■小鼓 大倉源次郎
■大鼓 亀井広忠   ■太鼓 観世元伯

■後見 梅若晋矢、赤瀬雅則、小田切康陽

まず能舞台と同じように「お調べ」が鳴って幕開き。舞台上は、中央に白木の本舞台、橋掛かりが左右に伸びる格好です。背景は、物語の舞台となる絶海の孤島の、空と海をイメージしたような、クリアなブルー。
 本舞台の中央やや後ろ(大小前)に小さな黒い台が置かれ、その上に鷹姫の六郎さんが座っています。装束は黒っぽい地に金で柄の入ったような、透ける薄ものの水衣。面は…遠くて判別できず(パンフ見たら「増女」っぽい)。その両側に、灰色の頭巾と目だけ隠した半仮面を付け、黒い着物の「岩」が5人ずつ。その後ろに囃子方が並んでいます。
 まず「岩」が、霊力があると言われていながら今は涸れてしまった「鷹の泉」の由来を語る、次第謡を謡います。岩は座っているだけでなく、2列に並んだり歩きながら謡ったりとフォーメーションを変えるので、地謡というよりミュージカルのアンサンブルのような感じかな。
 そこへ老人登場。装束はよく見えなかったのですが、茶色っぽい羽織のような…。たぶん翁の系統の面をつけてました。「百年前に泉の水を求めてここまでやってきたがついに見つからず、そのまま無駄に年を過ごしてしまった…」と謡います。大槻文蔵さんはすらりと姿もよく、運びも滑らかで上品。老人の枯れた風情もありながら「若い頃はきっときれいだったんだろうなぁ」と思わせる、色気というか哀愁のようなものが漂います。
 老人が嘆いているところに、橋がかりをだだっと踏みならして空賦麟登場! 金襴の頭巾と上衣、金緑の袴と華やかな装束、右手に抜き身の剣を握り、足を踏まえて立つ姿は、まあ凛々しいこと。空賦麟は波斯国(はしこく)の王子で、人の噂に鷹の泉のことを聞き、小舟で海を渡ってきたとのこと。泉の在処を知っているなら教えろ、と老人に迫ります。空賦麟の謡は、語りだけでなく謡がかりの節も混じるので、狂言方というよりはワキ方に近いかもしれません。朗々と響く声は、能の謡に混じっても違和感なし。
 老人は「泉を探し求めても無駄なこと、若い命を散らすだけなので早く帰れ」と諭しますが、空賦麟は「自分は王子であるし、神のご加護を受けているのでできないことなどない」と聞き入れません。あげくに老人につかみかかる始末。こいつ、ちょっと乱暴者かも?(…それはどうかと)
 その時、空に響く鷹の鳴き声が…といっても聞いたのは空賦麟だけで、老人は「あれは山のすだま(精霊)の呪い、早く帰れ」というばかり。その時、鷹姫が立ち上がり、二人の間に入って舞い始めます。ブルーの背景が、燃え上がるような真紅に変わります。両手を大きく広げるような型が何度かあったので、たぶん鷹の羽ばたきを表した舞なのでしょう。透ける黒い袖が翻り、とても優雅で軽やか。イメージとしては「羽衣」の天女のような。
 老人の制止も聞かず、鷹姫に相対する空賦麟。「あれは鷹の乙女」と鷹姫に呼びかけるのですが、乙女というよりは…この迫力と気品は「霊女」といった方がいいかも。老人は嘆きながら去ります(前シテの中入りのような感じですね)。
 はっしと目を見交わす鷹姫と空賦麟。岩の謡「空賦麟は鷹姫を見つ。鷹姫は空賦麟を見つ。」鷹姫を捉えようと空賦麟は剣で打ちかかりますが、鷹姫はそれを袖を振るってかわします。剣と袖…ウズメちゃんに見えたワタシは何てミーハー。2度、3度と切り結びますが、ついに鷹姫の呪力に破れ、空賦麟は眠らされてしまいます。橋がかりで、膝をついて剣を杖のようにつき、目を閉じる空賦麟。前の方の席だったら、寝顔がよく見られたのに…口惜しや。
 その時。「おお、泉が湧く」と岩。長年涸れたきりだった「鷹の泉」が突如、湧き始めます。舞台の一隅をスポットライトが白く照らしだし、泉を表現していました。歓喜の舞を舞う鷹姫。たぶん「早舞」か「カケリ」だと思うのですが、囃子も急テンポ。前半の天女のような舞とはまったく違い、激しく妖艶なイメージの舞です。
 扇で水を汲み、去ってゆく鷹姫。橋がかりで目を覚ました空賦麟がもう一度打ちかかりますが、再び破れ、眠らされます。今度は、最初に鷹姫が座っていた黒い台の上に胡座をかき、剣をついて目を伏せて…ぴたりとその型を決めた姿は武者人形のようで、もう台ごと持って帰って飾りたい!(やめなさい)
 そして、白頭に鬼神系の面をつけ、木の杖をついて霊体となった老人が登場。背景は、元のブルーに戻っています。いつのまにかまた涸れている「鷹の泉」。「神を頼みし身の報い…」と、空賦麟を哀れむ老人。人間の欲深さ、求めてもなお得られない虚しさ、哀しみを謡い、舞います。前半の枯れた風情とは違い、厳しさの中に深い悲しみを表現するように足拍子を踏み、杖を振りかざす舞。そして、がくりと膝をつき、空賦麟と同じように眠りに…。岩が「哀れ老人、水を求めねばこんなことにはならなかったのに…」と謡います。つまり老人は、空賦麟の百年後を暗示しているのか…と見えたのですが。静寂の中に、岩の謡がさざ波のように響きます。「泉は永遠(とわ)に涸れ果てて…静かなり榛(ハシバミ)の小林」と謡い、幕が下ります。

 六郎さん、文蔵さんともに、手の振り一つでも目を引きつける、圧倒的な存在感はさすが。特に文蔵さんは、女役を見ることが多かったのですが、柔らかな物腰の奥に静かな悲しみを秘めたような、老人の佇まいに感動しました。その東西の両巨頭にはさまれ、若さを発散するかのような空賦麟。華麗な鷹姫、寂びた老人に対して向こう見ずな王子という、キャラクターの違いが対照的で、曲の図式としては非常にわかりやすいと思いました。名古屋では山本則重さんでしたっけ?…どんな感じになるんだろう…?
 それと、舞台を見て気づいたことですが、柱も松もないんです。ただ白木の板敷きだけ。目を引く物がないので舞台は広く見えるんですが、目印がないと舞いにくいだろうなぁ…。でもこの方々くらいになると、舞台の大きさなんて体で覚えてるんでしょうね、きっと

 
     
 
   

■色彩   

彩色

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